・枕草子

「枕草子」を皆さんは、御存じと思います。今から千年ほど前に清少納言が書き綴ったものですが、一番は「春は、曙。やうやう白くなりゆく、山際すこしあかりて、〜」で はないでしょうか。今頃になって「枕草子」の宣伝ではないのですが、この中で独断と偏見もありますが面白いものをいくつか御紹介します。
「ありがたきもの 舅にほめられるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。〜」この中にある"ありがたきもの"は、あることが難しいの意味だそうで、めったにないことのようで、千年も前から嫁姑は現代的だったのでしょうか?ちょっとおかしくなります。

「ふと心劣りとかするものは、男も女も、言葉の文字卑しう遣ひたるこそ、よろづのことよりまさりて、わろけれ。〜」 現代的に言うと、"男も女も言葉遣いの卑しいものは、幻滅する"という意味でしょう。このようなことは年を取ると考えるのかもしれませんが、言葉の使い方が気になったりしますよね!でもこの清少納言も当時はそう言われていたかもしれないと思うと、現在と同じことを考えていたのかもしれません。

 顔や歯についても、少しずつ書かれています。前の歯が欠けていたら恥ずかしいといったことや、口が臭うなどのことも書かれています。
千年も前から歯科医師はいなくても、みんなで口や歯の健康を考えていたのかもしれません。
しかし以下のようなこともありますが、 「〜歯をいみじう病みて額髪もしとどに泣き濡らし、乱れかかるも知らず、面もいと赤くて、おさえて居たるこそ、 いとおかしけれ。」 
歯が痛くて、髪を振り乱して泣いている姿をあらわしていますが、当時は、病に対しては祈祷や、陰陽師が携わっていたとおもいますが、歯の痛みには対処出来ていなかったのでしょう。

 千年も前の人達が食生活や環境は違っても、考えている事は同じ、歯を治すためにはどうすれば?なんて考えていたかもしれないと思うと、何か不思議な気分になりませんか?最近、現代語に翻訳されたというか、直訳された本が沢山出版されているようですので、御興味のある方はいかかですか?