■その他のお口に関する問題
顎関節症

歯を食いしばる人は要注意  〜普段の姿勢や癖をなおす事で予防が可能に〜
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、下あごを動かす顎(がく)関節や筋肉、靭帯にトラブルがおき、「顎を動かすとカクカク音がする」、「口を開けると痛い」、「口が開かない」といった症状を持つ状態の総称です。時にはこれに肩や首の痛み、頭痛、めまい、手足のしびれ等が伴うこともあります。
この顎関節症は悪い咬み合わせが主な原因と考えられ、咬み合わせを調整する治療が以前より行われてきました。
しかし、最近になって、咬み合わせは顎関節症を悪化させる1つの因子にすぎず、主原因は下記のような普段のなにげない癖や姿勢である可能性が高く、それらはセルフケアでその大半はコントロールできることもわかってきました。
【原因】
・夜間や日中に歯ぎしりや歯を食いしばる癖がある。
・片側ばかりで咬む癖がある。
・ほおずえをつく癖がある。
・うつ伏せで寝る。
・いつも同じ方向を向いて(TVなど)食事をする。
その他、楽器などによる顎の酷使、顎の打撲などの外傷、親知らずなどが原因になることもあります。
上記のような悪いくせに気づき、うまくコントロールすることが予防や治療につながります。なかでも歯ぎしりや食いしばりは、顎関節に負担をかけるだけでなく、歯が割れてしまったり、歯周病を悪化させることもあるので特に注意が必要です。
日中の食いしばりには、まず自分で気づくこと、そして意識的に顎をリラックスさせることが大切です。夜間の歯ぎしり、食いしばりには、歯や顎に負担にならないようなマウスピース(ナイトガード)を装着したり、寝る直前に「顎と筋肉をリラックスさせ上下の歯をあわせない」と自分に言い聞かせる自己暗示法が効果的です。
 ただし、あまり症状が強いようであれば、かみ合わせが悪い場合もありますし,顎関節自体にトラブルがあるケースもあるので、自分で判断せず歯科医師による診断をうけるようお勧めします。