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| ■入れ歯でもよく噛めます | |
| 歯が抜けたところを放っておくと大変ですよ! | |
入れ歯(取り外しが可能な義歯)には総入れ歯と部分入れ歯があることはもう皆さんご存じかと思います。入れ歯を入れる目的といえば、咀嚼・発音機能や顔貌の回復があげられますが、製作を希望する患者さんの訴えの第一はなんといっても「咀嚼機能の回復」ではないかと思います。「顔貌の回復」といった審美的な改善を希望する場合もありますが、これらは固定式の義歯で対応することが多いと思われます。したがって入れ歯を希望する患者さんの年齢層は自ずと高くなります。もっとも最近では8020運動の推進もあって入れ歯使用年齢がまたさらに高くなったのではないかと感じています。失った歯の数が少ない場合はブリッジという固定式の入れ歯で対応ができるし、最近はインプラント(人工歯根)という技術を用いて、入れ歯では不可能であった審美的な面での不満を解決される方も多くなりました。 食事をするということは生きていく上で必要不可欠であります。そしてものを咬むということは食べ物を身体の中に取り込む上で欠かせません。 しかし1日24時間の中で実際にものを咬んでいる時間はどのくらいあるのでしょうか?そんなに多いとは考えられません。歯の減り方(咬耗)が著しい方がおられますが、必ずしもよく食べる健啖家で体の大きい方だとは限りません。 華奢な女性にも咬耗はよく見受けられます。このような人達の多くは歯の機械的な性質が劣っているわけでも、咬む力が特別に大きいとも考えられません。 ではなぜこんな事が起こるのでしょうか? ものを食べていなくても歯と歯をかみ合わせている(接している)時間が実はあるのです。オリンピックの体操の選手は歯並びが悪かったり、かみ合わせが悪いと、片足で手を拡げて立って静止したりすることができません。そこで、咬み合わせを補正するマウスピースを入れます。また野球の選手の特に強打者、プロゴルファーには咬耗が多いと聞きます。そのためか差し歯になってしまう選手も多いようです。 プロのスポーツ選手でなくとも私たちも実は仕事に熱中しているとき、重い荷物を運ぶとき、力仕事をしている時など歯を咬みしめていることが多いのです。一生懸命頑張っている様子をさして「歯を食いしばって」なんて言い方もあるくらいですから(図2〜4:歯をたくさん失っても義歯をすればかみ合わせは戻ります)。 ![]() こんな時、歯がないと咬み合う位置が定まらないため左右の首や肩の筋肉の活動量に差が生じて首の不快感、肩こり等が惹起されることにもなります。このようなことを起こさないようにするためにも咬み合わせを乱さないようにして下さい。食べることに困らないからという理由だけで欠損を放置するのは止めましょう。 食事以外の時間でも実は大いに役に立っているのです。 入れ歯は自分の意志ではずすことが可能な義歯です。鬱陶しいと感じられるときはどうぞ外して下さい。でも外しっぱなしにならぬよう気を付けて頂きたいと思います。 |
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