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| ■入れ歯でもよく噛めます | |
| 入れ歯でよく咬めることの効用 | |
![]() 歯の役割というと、みなさんはかむことで食べ物を細かくすることを思い浮かべると思います。もちろんこれが最も重要な機能ですが、これ以外にも大切な役割があります。それは、しゃべること、そして表情をつくることです。発音は、舌を顎の裏側や歯につけてうまく形を作ることで行われています。ところが歯がなくなるとうまく発音できなくなってしまいます。また歯がなくなると頬や唇のまわりがおちこみ、見栄えが悪くなるだけではなく、表情をつかさどる筋肉も衰え、表情が豊かでなくなります。このように生命の維持に必要な栄養の摂取以外の機能にも、人と人との間に必要なコミュニケーションにも重要な役割を担っているのです。 不幸にも歯を失ってもついついそのままにされている方がいらっしゃるのですが、入れ歯によって人工的に歯を補うことで、かむこと、発音すること、そしてよい表情を作ることを回復させることができます。 また、よく咬めると咬めないでは単にものがおいしく食べられる食べられない以外にもさまざまな影響があります。図1は、兵庫県南光町の70歳以上の高齢者の調査で、歯が10本以上ある、または入れ歯がうまく使えている人と、歯が10本未満である、または入れ歯の調子が悪い人の2つの群の活動力を比較したグラフです。後者に比べ前者は明らかに一人でどこでも出かけられる方が多く、寝たきりの人も少ないことがわかります。また北九州市の高齢福祉入居者の追跡調査(図2)から、歯が20本以上ある人または入れ歯を調子よく使っている人は歯がなかったり入れ歯を使っていない人に比べ、明らかに歩行能力が優れており、痴呆も明らかに少ないことがわかっています。これはよく咬めと脳の血流量が多くなることが関係していると考えられています。 うまくかめないことが、すぐに命をノックアウトさせるものではありませんが、確実に全身の健康状態にボディーブローを与えていきます。歯を失ってしまった場合は、入れ歯があなたのQOL(Quality of life:生活の質)を大きく改善させてくれるのです。 |
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