そもそも歯とはどのようなものなのでしょうか? 歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄と呼ばれる4つの組織からできています。口を開けると真っ先に見える、最も外側にあるのがエナメル質です。人体の組織の中では最も硬く、厚さは歯の種類や場所によって違いがありますが最も厚いところで2.5mmぐらいです。
神経や血管は分布していませんので、刺激を受けても感じません。そしてその内側にある硬い組織が象牙質です。
歯の大部分はこの象牙質から成り立っています。
エナメル質に比べ弾力性を持っていますので、硬いけれども比較的もろいエナメル質の破損を防ぐ役割をしています。
また象牙質は刺激を受けると痛みとして感じます。
さらにその内側にあるのが歯髄です。
歯髄は、いわゆる神経と呼ばれるもので、血管も含まれていますので障害を受けると出血します。虫歯による激烈な歯の痛みは、この歯髄が炎症を起こすことによって生じるのです。セメント質は、歯の根にある象牙質を覆っている硬い組織で骨の中に埋まっています。歯と骨とは歯根膜と呼ばれる線維束の集合体によって繋がっていて、この線維と結合している歯の部分がセメント質です。
このように歯は硬い組織であるエナメル質、象牙質、セメント質と、軟らかい組織である歯髄に分けられ、歯髄が特別の組織であるように思われます、しかしながら、歯の出来方から見ると、実はエナメル質が特別な組織なのです。それはエナメル質だけが身体の外側を形作る細胞によって作られているからです。つまりエナメル質は皮膚と同じようにさまざまな刺激から歯(身体)を守り,細菌が歯(身体)の内部に侵入するのを防いでくれているのです。
歯を守っていくこと、それはエナメル質を守っていくことでもあるのです。
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