■どうしたらあなたの歯を守れるか
 はじめに

皆さんは「8020運動」という言葉をお聞きになったことがありますか? もうどこかで聞いた方も多いかもしれませんが、これは80歳になっても20本の歯を残そうとする厚生労働省と日本歯科医師会が音頭をとって行っている活動です。「8020財団」が調査した結果では、達成者は、まだ15%程度ですが、健康である、自立した生活を送っている、痴呆の割合が少ないなどの報告がされています。

現在、80歳の方の平均はまだ8.2本ですので、何とかして早い時期に「8020」を達成したいと考えています。それでは「8020」達成を妨げるものは何でしょうか? つまり、歯が抜けてしまう原因ですね。これはむし歯と歯周病で9割ぐらいを占めていますが、ここ数十年変わっていません。お口の中に発生する二大疾患といわれています。

ところが、歯周病をよく観察してみますと、むし歯治療で詰めたり、かぶせたりしたものが原因で発病したものが少なくありません。そして、この2つの病気の予防法は共通のものがほとんどです。ということは、まず私達はむし歯にならないことに全力を尽くさなくてはなりません。それに、前にも述べたように「歯の組織は再生しません」。ですから、私達は何としても歯を病気から守らなくてはいけません。

ここでのキーワードは、プラークコントロール、定期健診、そして、フッ化物の応用です。