・役員のプロフィール
鯉渕 秀明(こいぶちひであき)
1960年  千葉県出身
1985年  東京医科歯科大学歯学部卒業
1985年  東京医科歯科大学歯学部 第一補綴学教室 入局
1986年  同 大学院歯学研究科入学 補綴学専攻(主任教授・藍 稔)
1990年  同 大学院歯学研究科修了(歯学博士)

「習慣的閉口運動における実験的早期接触の位置が顎機能に及ぼす影響」
(本研究は、顎機能異常の局所的因子の一つとしてあげられる早期接触に関する研究である。咬頭嵌合位を保持している第一小臼歯から第二大臼歯にそれぞれ実験的早期接触を付与し、その位置の違いが咀嚼筋および咀嚼運動にどのような影響を及ぼすかを明かにすることを目的として検討を試みた。)

私は補綴に身を置いていたため歯を削る機会が多く、歯冠修復のためにはそれもやむを得ないと思っておりました。しかしながら、バンド冠を除去した時など歯の切削量が少なくエナメル質が多く残っている症例では,長期間経過しているにもかかわらず2次う蝕どころかリン酸セメントも溶解していないことも多々あり、エナメル質の重要性を認識するようになりました。

 補綴ではとかく言われる修復物の適合も歯を守って行く上で重要なことですが、修復物が接する歯質の状態はそれ以上に重要なことだと思います。もちろん、う蝕を防いで歯を削らない予防処置が歯を守る最良の方法であることは言うまでもありませんが、修復処置が必要になった時はどのようにすれば歯の寿命を伸ばせるのかをこの会を通じて今一度考え直していきたいと思います。