・第1回t.o.h歯科医師研修会開催される!

去る平成16年4月18日(日)、日本歯科大学九段ホールで第1回目の歯科医師研修会が「市民の歯と口の健康をどのように守るか」とのテーマで開催された。新緑が目に鮮やかな、絶好の行楽日和にもかかわらず熱心な歯科医師、歯科衛生士、その他のスタッフなど、総勢約100名程度が参加した。
 午前中はt.o.h.会長の中林宣男先生が「エナメル質に穴が開いたむし歯は治らない〜人工エナメル質(樹脂含浸象牙質)の機能と威力を知る〜」との題で、先生が長年研究を重ねてきた象牙質接着の成果が報告された。むし歯はなぜ治らないか、二次う蝕の真の原因は何だったのかなどが、くっつく接着から、歯をはじめとした生体を守るために必要な接着とは何かなどの話がなされた。
初めて聞かれた方々は次々と登場する新しい話の展開に驚きの念を隠せないようであった。

 続いて私、安田 登が中林会長の理論をいかに臨床に活かすかについて解説した。果たして十分に先生の話を「通訳」することができたか心配だが、聴衆の皆さんの暖かなご理解を期待したい。

 午前の最後に矢部事務局長を交えて、あなたの健康21「歯と口の健康を守ろう会」の設立趣旨、入会手続き、会費などの事務的な説明を行った。

昼食は、日本歯科大学のメモリアルホールに、ケータリングによって運ばれてきた食事を皆で仲良くとり、和気藹々とした時間を過ごせた。もちろんこの時間にあちこちで熱い議論に花が咲いたことは言うまでもない。

 午後に入り、パネルディスカッション「市民の歯と口の健康をどのように守るか」を行った。本会の理事である、木下 亨先生、加藤 元先生より歯と口を守るために、予防、管理が極めて重要であることが、開業医、産業歯科医師の立場から発表が行われた。いずれも詳細なデータに基づく、実践者だからこそ言える迫力のあるものとなった。

 深川優子歯科衛生士からは、歯科医師と一般市民との間の緩衝材として歯科衛生士が関与できるのではないかとの提言があった。また、患者に歯科医療を十分理解してもらうには、疾患別のクリニカル・パスが有効であることも実例を挙げての説明があった。

 水谷惟紗久氏(月刊「アポロニア21」編集長)には市民代表としてお話をいただいたが、「健康づくり歯科医院」をキーワードに、市民は歯科医院に何を望んでいるか,また何を望んでいないかなどが実例をまじえて解説された。

 朝早くから夕方まで、多くの方々が熱心に聞いて下さったことにまずは感謝を述べるとともに、t.o.h.の趣旨に賛同して下さり、当日だけで60名を越える入会者がいらっしゃったことは私たちにとっても望外の喜びであった。
最低、年2回は開催していくつもりであり、11月14日には市民フォーラムも予定されています。
是非ご参加下さるようお願い致しますとともに、今後ともt.o.h.の活動にご支援下さるようお願い申し上げます。

あなたの健康21「歯と口の健康を守ろう会」
理事長 安田 登